Research
五感シアター
この研究は情報通信研究機構の委託研究として実施しました。
風向の補間提示 [2012-2013]
五感シアターで様々な方向からの風を提示する手法を開発した。シアター環境では風を生成するファンはをスクリーンや他の感覚提示デバイスを避けて配置する必要がある。すなわち、離散的に配置されたファンにより補間的に風向の連続な変化を生成する必要がある。本研究では、2つのファンの強度に対する風向と風速のマップを作成し、これを逆参照することで、任意の風向と風速を提示する手法を提案する。
方向と速度のマップ 風向の認識特性
  1. Koichi Hirota, Yoko Ito, Tomohiro Amemiya, Yasushi Ikei: Generation of Directional Wind by Colliding Airflows; Proc. WHC 2013, 509-514, 2013
嗅覚の提示 [2009-2010]
シアター環境において匂いを提示するデバイスを開発した。匂いの素をビンの中で気化させ、このビンに空気を送り込むことで、気化した臭気を放出する。最大で15種類の異なる匂いを混合して提示することのできるデバイスを試作した。
嗅覚ディスプレイ 濃度の制御
  1. Koichi Hirota, Yasushi Ikei, Tomohiro Amemiya: Olfactory Display for Multi-sensory Theater; Proc. ASIAGRAPH 2010, 24-28, 2010
五感コンテンツのインタラクティブ編集環境 [2010-2011]
五感シアターのためのコンテンツを制作する環境を開発した。シアターのデバイスをMIDIインタフェースにより制御できるようにし、音楽用のキーボードおよびシーケンスソフトと接続することで、実時間での感覚情報提示の記録と再生を行う。
シアター環境に配置されたデバイス MIDIシーケンサによる記録・編集・再生
  1. Koichi Hirota, Seichiro Ebisawa, Tomohiro Amemiya, Yasushi Ikei: A theaterfor viewing and editing multi-sensory content; Proc. ISVRI 2011, 237-242, 2011
ノンバーバル情報による感情伝達 [2010-2012]
人の息遣いや接触による非言語的な情報の伝達を可能にするシステムの提案と評価を行った。風速計により計測された呼吸情報を伝達しノズルによる気流として提示することで、感情状態の伝達が支援されることを確認した。また、平板上での力の大きさと作用点を計測し、これをロボットアームを介して背中の圧迫として提示することで、背中をなでるのに類似する感情制御の効果が示唆された。
呼吸伝達デバイス なでる動作の伝達デバイス
つり革による前庭感覚提示 [2012-2013]
バスや電車のつり革は乗り物の揺れに対して人が立つことを支援する道具であるが、つり革はまた、乗り物の動きを人に伝えるインタフェースと考えることもできる。本研究では、床とつり革の動きにより身体の空間運動の感覚を提示する新たなモーションベースの開発を試みた。
つり革デバイス 実装
tsuriプロトタイプ
  1. Takashi Sasaki, Koichi Hirota, Tomohiro Amemiya, Yasushi Ikei: Train Ride Simulation using Assist Strap Device; Proc. HCII2013, LNCS 8017, 189-197, 2013